独学のための方法論

ぶっちゃけるとお金さえあれば皆留学するだろうと思います。
海外で暮らしたいという動機もあるでしょうが、留学が英会話の上達に一番効果的であることを皆理解しているはずですから。

しかし現実には留学費用を捻出できる人は限られています。
英会話を何としてもマスターしなければならない人は、賢く独学する他ありません。
実際留学経験のない人が通訳者になっていますし、モチベーションと確固たる方法論さえ身に付ければ間違いなく上達します。
ここではその方法論の中身をお話しします。
この方法論に則り、半年で準1級の面接試験に臨むことも不可能ではありません。

 

英会話を勉強する上で先ず以て大事なのは、目標を立てることです。
この「目標」は個人的なそれではなく、学習者皆が達成しなければならない目標で、具体的には①「単語が咄嗟に出る」、②「中学レベルのセンテンスを組み立てられる」、③「相手の言葉を聞き取れる」等々が該当します。

英会話の最初の壁は「単語が思い出せない」という現象です。
覚えたはずの単語を間断なく使えないという体験は誰にでもあるでしょう。
知識として蓄えている単語はパッシブ・ボキャブラリー、自在に扱える単語はアクティブ・ボキャブラリーと呼ばれますが、このアクティブ・ボキャブラリーを増やすことが肝要なのです。

「センテンスを組み立てられる」とは、文法を習得していることを意味します。
日常会話の大半は中学で学ぶ文法で事足りるので、中学レベルの文法をマスターすることが二つ目の目標です。

三つ目の目標は言うまでもなくリスニングスキルですが、聴くための教材は巷に溢れているため、訓練さえすれば難なく必要なレベルに達するでしょう。